こんにちはシトロエンメカニックの山田です。
まだまだ暑い日が続いていますね。
工場に冷房が導入されかなり快適な作業ができていますが、外に出れば体がオーバーヒートしそうになります・・・
夏の暑さは人も車も普段の体調管理やメンテナンスをして乗り切ることができます。
今回のブログは車の熱対策である冷却系統の修理を紹介します。
作業したのはサーモハウジングと言う部品です。
この部品の役割はエンジン内部の冷却水の流れる経路を切り替えて温度をコントロールする物です。
下の写真の赤丸のあたりに取り付けられています。
今回はこの部品から冷却水が漏れてしまいオーバーヒートをしました。
部品を取りはずしチェックすると部品の一部にヒビがありそこから漏れています。
今回はサーモハウジングの本体を交換し冷却水を再充填をして作業完了です!
写真の下にあるのが新品。上がヒビが入っていたサーモハウジングです。
オーバーヒートは場合によってはエンジンに深刻なダメージを与える場合があります。
それを防ぐためにも定期的な点検が必要になります。
今回の様な冷却水漏れなら車の下を除いて冷却水が落ちていないか確認したり冷却水のタンクを見ることで簡単に確認できます。
冷却水のタンクは下の写真のような形状のものです。
もし減っていればエンジンが冷えている時に補充していただいて、どんどん減っていくならば漏れの可能性があります。
オーバーヒートにはいくつかの原因があり、今回はその一例を紹介させて頂きました。
お車で何か気になる部分がありましたらサービス部まで連絡をお願いします。
酷暑を乗り切るための整備をお約束します。